偽善者ぶる

 先日、なにげにテレビを見てるとライダーな方々のうちに危険な走行などをする人たちがいるっていう報道をしてました。
車線変更禁止な黄色いセンターラインのとこなのに平気で変更してたり、タバコすいながら運転して、当たり前のようにすいがらを捨ててたり見ててイヤーな感じになりました。
 まぁ、すべてのライダーな方々がそういう人なわけじゃないですが、やっぱりああいう運転されると怖いですよね。

 で、新宿だと思うのですが車両通行禁止な路地に平気で入っていくライダーな方を扱った部分がありました。TVなレポーターの方がライダーに注意というか、意見聞きに行くってとこがあったんです。まぁ無言で突入してく人や、「ああ、そうですねすみません」といいながらやっぱり突入してくひと(途中でエンジンは切ったみたいですが)とかいたんですが。印象に残った人が一人。

レポーター「ここ進入禁止なんですけど、入ってくと良くないですよね?」

という問いに対し

ライダー「偽善者ぶらないでもらえます?」

と言い捨て、去っていきました。

その瞬間は、「ああ、やっぱガラ悪そうな人は対応も悪いなぁ」とだけ思ったのですが。

後日、ちょっと冷静に考えました。
「偽善者」ってのは、
「偽善者」:偽善を行う人。
「偽善」 : うわべをいかにも善人らしく見せかけること。また、そういう行為。
ということのようで(http://dic.yahoo.co.jp/

「偽善者ぶる」っていうのは、「善人らしく見せることぶる」
(ちょっと日本語ヘンですが)っていうことで。決して「いい人」なわけじゃないんですよね。

悪いことしてる人が、注意されて「偽善者ぶらないでくれ」というのは

「いつもは善人でもないくせに、こういうときだけ(撮影のときだけ?)善人みたいにふるまわないでくれ」

と、いいたいんだと思うんですが。「ぶる」がつくと

「善人らしく見せかけることをしないでくれ」

と言いたいんですかね?そうだとするとかなり奥深い意見だなぁと感じてしまいました。使ってる人がどういう意味で使っているのかは本人に聞くしかないんですがね。

なんか、こう英語でいうとこの二重否定みたいな。

素朴な意見。